2023年2月17日(金)柏原厄神大祭の生中継に技術部IUS局、BVB局、QHK局と無線クラブのQAK局、Hさんが出動しました。
そのほかにも805たんばパーソナリティでおなじみのさくらさん、ぱんだりべかさん、ペケさん、もへいさん、キタムゥさんのご協力もあって実現しています。
そして市民制作番組の中で中継をさせていただいた Zigさん、Hikaruさん、DJタイムの皆さんや事務局の方にも協力をいただきました。

今回の生中継では固定ブースを出動させることなく可搬タイプで機動力を活かした生中継のありかたを研究する場となり2パターンで検証をしています。
コロナウイルスが拡大し地域のお祭り、イベントが規模縮小する中「FMラジオ」のブースを展開することが情勢的にも難しくなっているのが現実です。新たな生中継の模索について開発をしていくことになりました。

①メッセンジャービデオ通話を使った生中継 19:30~20:30・21:00~22:00 2回
既存の市民制作番組の協力をいただきMessengerのビデオ通話機能を使ってスタジオと現場でやり取りをする形を実施しました。
携帯電話があればいつでも生中継ができるという機動性を十分に生かせる生中継です。
今回は実証実験が成功し災害時の生中継や小規模イベントの生中継にも活用していきます。
※写真は撮り忘れしました… 大変申し訳ございません

①’スタジオの電話を活用した生中継
市辺のスタジオ内に電話を設置しています。スタジオのキタムゥさんと電話中継をしました。
開局当時からの設備であり安定性にも優れた電話レポートができました。

③中継機材を可搬タイプにして生中継 14:00~15:00・16:00~17:00・19:00~19:30 3回
これまでミキサーや音源再生機材、音響機材などをテントの中に設営して生中継をしてきました。夕方の帯番組など長時間の大型番組を制作することができましたが昨今の情勢から難しい傾向があります。
そこで今回はミキサー、マイク、コーデック(伝送装置)、電源などを必要最小限の設備にして放送のクオリティは若干落としながらも生中継ができる仕組みを構築しました。
電源はバッテリーを使用するため生中継のインターバルに充電設備を設置させていただく場所として丹波新聞社様のご厚意により電源をお貸しいただきました。
こちらの実証実験も成功し固定ブースを構えず、現場でオールインワンの生中継セットができることを確認しました。
概略図をご覧いただければ全体のシステム構成がよくわかります。(画像をクリックすると拡大できます)
簡易中継システムの概略_01
上に見えている部分は機材の一部です。ミキサー、WIMAXルーター
箱の中にバッテリー、インバーター、ワイヤレスマイク受信機(2台)、FMラジオ、コーデック
そのほかにタブレット(音楽を出すため)などを装備し15㎏程度になります。
リクエストにも対応できるように市辺スタジオと連携を取りながらメッセージや音源をクラウドで送ってもらうなど最新の技術を活用しながら省力化を目指しました。
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~生中継の様子~ さくらさん、QHK局、Hさん
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~生中継の様子~ ぱんだりべかさん、ぺけさん
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~生中継の様子~ もへいさん
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今回の生中継には柏原八幡宮様のご協力 丹波新聞社様の電源貸出のご協力をいただき生中継を実施することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。

写真:BVB局 ぱんだりべかさん
記:BVB